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【見学】鳴海醸造店(青森・黒石) - 津軽のローカル線・弘南鉄道に乗って「菊乃井」の蔵元へ

津軽のローカル線・弘南鉄道弘南線に乗って江戸時代の面影を残すまち黒石へ。
中村亀吉酒造店に続き、「菊乃井」の蔵元の鳴海醸造店を訪ねました。

日時:2015年4月18日(土) 15:20頃~
場所:鳴海醸造店(青森県黒石市中町1−1 )
内容:自由見学、試飲
料金:無料

★アクセス
150418 (68)弘南鉄道_弘前駅
最寄駅は弘南鉄道弘南線の黒石駅。弘前駅14:30→黒石駅14:59の列車に乗って目的地へ向かいました。運賃は片道460円です。
150418 (72)弘南鉄道_田んぼアート
黒石駅の3つ手前の”田んぼアート駅”。様々な色の稲を植えて田んぼに巨大な絵を描く”田んぼアート”の第2会場の最寄駅です。この駅は12月1日から3月31日までの冬期間は列車が通過します。
150418 (74)弘南鉄道_さかいまつ
黒石駅の1つ手前の”境松駅”。
150418 (152)黒石駅
終着駅の黒石駅に到着。駅から酒蔵までは約1kmです。

★中町こみせ通り
150418 (83)中村亀吉酒造店_こみせ通り
酒蔵は”日本の道百選”にも選ばれている”中町こみせ通り”沿いにあります。道路の向こう側の建物は日本一と言われる酒林のある中村亀吉酒造店です。
150418 (84)中村亀吉酒造店_こみせ通りのひさし
中町こみせ通りの特徴は、アーケード状の通路です。道路側に並ぶ木柱の上に、冬の積雪や夏の陽射しを遮る”板張り天井のひさし状の屋根”がかかっています。江戸時代の趣を残す風情のある通りです。

★鳴海醸造店について
150418 (111)鳴海醸造店_外観
創業は文化三年(1806年)。七代目当主の鳴海信宏氏は、杜氏もつとめています。代表銘柄には「菊乃井」や、屋号の“稲村屋”と当主が代々継いできた“文四郎”の名を合わせた「稲村屋文四郎」などがあります。
150418 (109)鳴海醸造店_菊乃井の看板
「菊乃井」の名は、二代目が吟醸の搾りの際に、槽口に菊の枝を置いて成功したことに始まります。彼は菊の花を愛し、この芳香を酒に取り入れれば酒の楽しみもまた一段と増し、御得意先にも喜ばれると考えたそうです。
150418 (112)鳴海醸造店_外観
仕込み蔵は大正の初めに作られた土蔵蔵。夏は涼しく、冬は暖かいというように季節の温度変化が少なく、もろみの温度管理がしやすいそうです。

★店内
150418 (92)鳴海醸造店_売店
ゆったりとした売店のスペース。
150418 (105)鳴海醸造店_酒林
写真の左上は小さな酒林。のれんの奥が製造場ですが、この日は見学できませんでした。
150418 (103)鳴海醸造店_古道具類
昔の帳簿まわりの道具類も展示されています。
150418 (104)鳴海醸造店_酒袋
吟醸酒を搾った酒袋も販売されていました。

★鳴海氏庭園
150418 (101)鳴海醸造店_庭園
150418 (100)鳴海醸造店_庭園
敷地内には当主である鳴海氏の庭園もあります。
150418 (102)鳴海醸造店_庭園
この庭園は貴重な文化財として文化庁の登録記念物に指定されています。

★鳴海醸造店の酒造り
(a)杜氏
平成19年より杜氏をつとめる7代目当主の鳴海信宏氏は、東京農業大学を卒業後、酒類問屋で3年務め、平成5年に鳴海醸造店に入社しました。平成21年には全国新酒鑑評会で金賞を受賞し、平成22年には青森県清酒鑑評会にて知事賞を受賞しています。

(b)米
地元の酒造好適米(華吹雪・華想い・華さやか)を主に使用しています。

(c)仕込水
南八甲田の伏流水から湧き出た敷地内の井戸水を使用しています。

(d)酵母
“まほろば華”など、青森県のオリジナル酵母を中心に使用しています。

★試飲
150418 (106)鳴海醸造店_試飲

見学の後は試飲をさせて頂きました。

<試飲アイテム>
・「稲村屋文四郎」純米大吟醸
・「津軽の吟」大吟醸
・「稲村屋文四郎」大吟醸
・「こみせ」純米大吟醸
・「菊乃井」純米吟醸、かすみにごり酒、生原酒、精米歩合50%、使用酵母:まほろば吟・醇、Alc.17.5%、日本酒度-2.0、酸度1.5。
・「久○[きゅうまる]」純米吟醸初しぼり生原酒、中汲み、精米歩合50%、Alc.17.5%、日本酒度-0.5、酸度1.5。
・「菊乃井」純米吟醸、華吹雪100%使用、精米歩合50%、Alc.15-16%。
・「津軽の吟」純米吟醸、精米歩合60%、Alc.15-16%、

どのお酒も心地よい吟醸香とふくよかな味わいが楽しめました。特に生原酒はしっかりとした麹の甘味を感じつつも後味のキレがよく、飲み飽きのしないお酒でした。
青森県の米・水・酵母を使った”地酒”へのこだわりも感じられ、青森の肴で酒を楽しむ会にはぜひ使いたいと思いました。
東京では飯田橋にある青森県のアンテナショップ”あおもり北彩館”で鳴海醸造店のお酒が買えるそうです。

★青森県の代表的な酒造好適米(農研機構HP「すっきりとした酒が製成できる酒造好適米新品種「華さやか」の育成」より)
(a)「華さやか」について:
黒1900(♀)と岩南酒13号(♂。吟ぎんが)の交配品種。華吹雪、華想いに比べて(日本酒の雑味成分の元となる)アミノ酸度が低くすっきりした酒質となる。

(b)代表3種の比較(醸造小仕込み試験。2007年、青森産技センター弘前地域研。70%精白米80gを使用)
左から日本酒度-アルコール度数-酸度(ml)-アミノ酸度(ml)
・華さやか:+6.8-17.2%-2.3-0.4
・華吹雪 :+2.0-17.4%-2.0-0.8
・華想い :+4.6-18.3%-2.1-1.0

★帰路
150418 (158)黒石駅車両
帰路は17:20黒石駅→17:49弘前駅の列車に乗りました。
150418 (154)黒石駅案内板
ラッシュ時以外の改札は発車の5分前から行われます。それまではホームに入れません。
150418 (165)弘南鉄道の車窓からの風景
車窓からはのどかな夕景が楽しめました。
150418 (174)弘前駅
弘前駅に到着。この後は青森駅に向かいました。

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テーマ : 日本酒の酒蔵見学
ジャンル : グルメ

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Nomura Seiji

Author:Nomura Seiji
・お酒と薬膳理論の入門講座、飲酒教育
 nomuras.jimdo.com
・JSAワイン検定講師
・JSAワインエキスパート
・1971年生
・東京在住

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