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[JSA]シャンパーニュ"ジャカール"の魅力 @千葉県・舞浜

日本ソムリエ協会(JSA)のセミナーに参加しました。

テーマ:シャンパーニュ "ジャカール" の魅力
種 別:JSA関東支部 第9回例会セミナー
協 力:国分(株)
日 時:2015年11月10日(火) 14:00~16:00
会 場:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県・舞浜)
定 員:120 名
講師1:フロリアンヌ・エズナック女史(ジャカール最高醸造責任者)
講師2:谷宣英氏(JSA関東支部 東京地区長/第13回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール日本代表)
料 金:無料(JSA会員価格。同伴者・一般5,000円)


151110ジャカール会場
会場は、ディズニーリゾートラインのベイサイド・ステーションから歩いてすぐ。
JR舞浜駅から2駅(運賃260円)です。


151110JSAジャカール舞浜ラウンジ
【シャンパーニュ・ジャカールについて】
・1964年、30のブドウ栽培家によりランス市のジャカール通りにて設立(グランドメゾンの中で最も若い)。
・1998年、アリアンス・シャンパーニュ・グループ(生産者協同組合)が買収し販売会社となる。
・1800のブドウ栽培家を有し、2400haの自社畑(AOCシャンパーニュ全体の7%以上)から厳選されたブドウを使用し3つのワイナリーで生産。
・70か国以上に輸出、世界トップクラスのホテルや航空会社にて採用。
・ノーベル賞授賞式の晩さん会にて”ブリュット2002”が2007~2009年まで3年連続でサーブされる。


【メゾンのこだわり】
・キュヴェ(一番搾り果汁)のみ使用。
・熟成期間は、ノン・ヴィンテージでも3-4年(通常は15カ月)以上、ヴィンテージものは5年(通常のミレジメは36カ月)以上。


【フロリアンヌ・エズナック女史について】
・コニャック生まれ。
・2004年、ランス大学醸造学部を卒業し、ワイン醸造の道に進む。
・2006年、ヴィーヴ・クリコに入社。アッサンブラージュのメンバーとして、またブランド・アンバサダーとして活躍(ジャカールは未来志向、ヴィーヴ・クリコは伝統に基づくメゾンであり、両者の性格は異なるとのこと)。
・2010年、ジャカールの最高醸造責任者に就任。


151110ジャカールボトル
【テイスティング・アイテム】
①ブリュット・モザイクNV
②ロゼ・モザイクNV
③エキストラ・ブリュットNV
④ブラン・ド・ブラン2006
⑤キュヴェ・アルファ2006

ブドウ品種、リザーヴワイン、格付クリュ、熟成期間、ドサージュ
①CH40-PN35-MN25、Rsv20%、Cru90%+、40m+、Dsg10g/ℓ
②CH40-PN35-MN25、赤ワイン20%、Cru90%+、40m+、Dsg10g/ℓ
③CH40-PN35-MN25、Rsv20%、Cru90%+、5y+、Dsg3g/ℓ
④CH100、Premier Crus & Grand Crus100、6y+、Dsg8g/ℓ
⑤CH50-PN50、7y+、Dsg7g/ℓ
151110ジャカールテイスティング
全体的にシャルドネがメインの繊細でライトなストラクチャー。
③と①は明確なドサージュの違いが楽しめました。

因みに、シャルドネのフレッシュさを大切にするため、
足元はドサージュ・ゼロを造る意思はないそうです。


【ドサージュについて】
質疑応答でドサージュに使う”糖の種類”が話題になったので調べてみました。
エズナック女史は、糖の種類でシャンパンの味わいが変わると答えていました。

ビストロひこや様ブログより
"ドザージュで使用される糖の種類は、砂糖きび糖、ビーツ糖、MCR(Moût de raisins Concentré Rectifiéムー・ド・レザン・コンサントレ・レクティフィエ)といわれるブドウ濃縮果汁の3つ”

シャンパーニュ―醸造設備と製造工程の実際(Kita Sangyo様)より
”シャンパーニュは、3段階(補糖、ティラージュ、エクスペディシオン)で砂糖(蔗糖、シュクロース)を使う。通常、ビーツ(さとう大根、または甜菜)だが、サトウキビやブドウ由来蔗糖も使用”

条文等は未確認ですが、①サトウキビ糖(cane sugar)、②ビーツ糖(beet sugar)、もしくは③濃縮ぶどう果汁(MCR)が使われるようです。

なお、Peter Liem氏の『Dosage: Liqueur vs. MCR』2008.7.21によると、MCRの使用には慎重論もあるそうです。
慎重派いわく、”MCRの大部分はラングドック産で、シャンパーニュとは産地どころかぶどう品種まで違う可能性もある?”
賛成派いわく、”ぶどう由来でない糖類のほうがMCRより異質では?”
などなど...

Peter氏は「エクストラ・ブリュット(残糖度0~6g/ℓ)以上で、厚みにやや欠けるワインのMCRは、口に含むと少しsyrupy(シロップのように甘くねばねば)な感じが気になるが、深みがあって果実味に富んだワインのMCRは良い」と述べています。

酒造りは、奥が深い...


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[JSA]CAVAの製造の技術革新およびベースワインテイスティング/Codorniu(東京・目黒雅叙園) - スペインの”地酒”の魅力を再認識

日本ソムリエ協会(JSA)のセミナーに参加しました。CAVAのベースワインのテイスティングという貴重な体験ができて、とても有意義なセミナーでした。

テーマ:CAVAの製造の技術革新およびベースワインテイスティング
種 別:JSA関東支部・分科会セミナー
日 時:2015年6月8日(月) 14:00~16:00
場 所:目黒雅叙園(東京都目黒区下目黒1-8-1)
会 費:無料(JSA会員価格。同伴者・一般3,000円)
定 員:200名
講 師:ブルーノ・コロメール氏(Codorníu社トップ・マネージャー)
協 力:メルシャン株式会社

★会場
150608 (1)目黒雅叙園
会場は目黒雅叙園2Fの「華しずか」です。

★Codorníu(コドーニュ)社
・創業は1551年。スパークリングワインの生産者としては世界最古。
・1872年、スペインではじめてCAVAを作ることに成功(ホセ・ラベントス氏による)。
・3,000haの自社畑を所有。契約農家の畑で収穫したぶどうも使用。
・スペインでの販売実績No.1(IRI2004年調べ)。世界100か国以上へ輸出。
・1897年、CAVAメーカーとしてはじめてスペイン王室御用達に任命される。当時の摂政であった元王妃マリア・クリスティーナに敬意を込めて、100年後の1997年にフラッグシップワイン「キュベ・レイナ・マリア・クリスティーナ」を発売。同銘柄はCAVAで初めて「ブラン・ド・ノワール」を名乗ることが許された。
・1983年にシャルドネ、2000年にはピノ・ノワールを使用したCAVAをはじめて世に送り出す。

★テイスティング・アイテム
150608 (22)JSAカバcodorniu_テイスティング・アイテム(ボトル)
CAVAのベースワイン4種と、プレステージCAVAを含むスパークリング・ワイン6種の計10種をテイスティングしました。

<ベースワイン>
150608 (13)JSAカバcodorniu_ベースワイン4種
最初に、CAVAのベースワインをテイスティングしました。市販されているCAVAはブレンド後のガスを含んでいる状態のものなので、ブレンド前のスティル・ワインのテイスティングはとても貴重な体験でした。

CAVAは通常、3種の白ブドウ(マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ)をブレンドして造られます。近年はシャルドネやピノ・ノワールといった外来品種の使用も認められるようになっています。

ソムリエ協会の教本には、”マカベオ(ビウラ)=フルーティーな味と爽やかさ。チャレッロ=アルコールと酸味、パレリャーダ=花のような香り”をCAVAに与えると記されていますが、より鮮明なイメージを持つことができました。

以下、レジュメからの要約です。
①Macabeo(マカベオ。別名ビウラ):CAVAのアロマや柔らかな口当たりをもたらす品種。房は比較的大きめで、果皮は薄め。明るい輝かしい色合いを与え、フルーティーでシャープな味わいを醸し出す。
②Xarel.lo(チャレッロ):CAVAのボディーを形成する品種。房は中程度で、果皮は厚め、ぶどうの実は小さめ。非常に香りも高く程よい酸味を与え、滑らかな口当たり、バランスの取れた味わいに仕上げる。
③Parellada(パレリャーダ):CAVAのこなれた深い味わいに寄与する品種。房は大きめで、実は中程度。ペネデスの標高の高めの冷涼なエリアに植えられ、キレのよい酸とともに淡い花のような香り、繊細な味わいを生み出す。
④Chardonnay(シャルドネ):CAVAのアロマやボディ感、厚みを与える品種。きめ細かい泡を作り、エレガントなCAVAを作るベースとなる。早飲みのCAVAにはフレッシュでフルーティなアロマを与え、熟成タイプのCAVAには複雑味や深みを引き出す。新芽の時期に霜の害が起きることが栽培上の難点。

<CAVA>
150608 (21)JSAカバcodorniu_テイスティング・アイテム10種
続いて、白4種、ロゼ2種のCAVAをテイスティングしました。

以下、Ch:シャルドネ、Mac:マカベオ、Xar:チャレッロ、Par:パレリャーダ、PN:ピノ・ノワール

⑤Anna de Codorníu Brut Reserva
ブドウ:Ch70%、Par15%、Mac/Xar15%
Alc.11.5%、酸6g/L、残糖11g/L
醸造:15-17度の低温発酵、15カ月以上熟成。

⑥Anna de Codorníu Brut Rose【ロゼ】
ブドウ:PN70%、Ch30%
Alc.12%、酸6g/L、残糖11g/L
醸造:15-17度の低温発酵、PNの醸しは3-4時間。熟成感とフレッシュ感のバランスを見ながら12カ月以上熟成。

⑦Gran Codorníu Chardonnay
ブドウ:Ch100%
Alc.11.5-12%、酸6g/L、残糖3g/L未満
醸造:15-17度の低温発酵、ベースワインの一部は樽発酵。15カ月以上熟成。

⑧Gran Codorníu Pinot Noir【ロゼ】
ブドウ:PN100%
Alc.11.5-12%、酸6g/L、残糖6-8g/L
醸造:15-17度の低温発酵、PNの醸しは3-4時間。熟成感とフレッシュ感のバランスを見ながら12カ月以上熟成。

⑨Reina Maria Cristina 2012 Blanc de Noirs
ブドウ:PN100%
Alc.11.5-12%、残糖8-10g/L
醸造:収穫したブドウは10℃以下に保ち、低温発酵。

⑩Jaume de Codorníu Gran Reserva
ブドウ:PN50%、Ch50%(限定された畑から収穫されたもののみ使用)
Alc.11.5-12%、残糖8-10g/L
醸造:30カ月以上(年により40カ月以上)熟成。

★感想など
ベースワイン、スタンダード、プレステージという10種を同時に利くことで、CAVAの多様性とポテンシャルを強く感じることができました。特に、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダというスタンダードなCAVAに用いられる3品種がそれぞれに個性を持ち、ブレンド比率によって香味が大きく異なるであろうことに気づけたことが収穫でした。シャンパーニュと同じブドウ品種と製法を用いた気品あふれるCAVAも魅力的ですが、スペインの地域性を現す固有品種が生み出すCAVAは他に変わるものがない(地酒としての)魅力を持っていると思います。恵まれた地中海性気候のもとで収穫した良質なぶどうを使い、瓶内二次発酵という手間のかかる製法を用いても尚、お手頃価格で提供できるスタンダードなCAVAは、コスパが良くておすすめのワインのひとつであることを再認識しました。

マカベオ、チャレッロ、パレリャーダの単一品種で造られたCAVAやスティル・ワインも常に比較テイスティングできるようになったら楽しいだろうなぁ...

(初稿)2016.11.15

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[JSA]シャンパーニュ ティエノのフィロソフィー @東京・汐留

日本ソムリエ協会(JSA)のセミナーに参加しました。定員は210名ですが、ホームページ掲載後、わずか5分で完売したそうです。

テーマ:シャンパーニュ・ティエノのフィロソフィー
種 別:JSA関東支部 分科会
日 時:2015年4月8日(水) 14:00~15:30
会 場:コンラッド東京(東京・汐留)
講 師:スタニスラス・ティエノ氏(ティエノのオーナー)
コメンテーター:谷 宣英氏(JSA関東支部・東京地区長/トゥールダルジャン東京 シェフ・ソムリエ)
料 金:1,000 円(JSA会員価格。一般は7,000 円)


★テイスティング・アイテム(6種類)
①Champagne Thiénot Brut
②Champagne Thiénot Rosé
③Champagne Thiénot Vintage 2005
④Champagne Thiénot Cuvée Stanislas Blanc de Blancs 2005
⑤Champagne Thiénot Cuvée Garance Blanc de Noirs 2007
⑥Champagne Thiénot Cuvée Alain Thiénot 2002
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ティエノ123
①シャルドネ45%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ20%。リザーブワイン45%。希望小売:6,460円
②ピノ・ノワール45%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ20%。リザーブワイン45%。希望小売:8,860円
③シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%。希望小売:9,400円


IMG_3525.jpg
④希望小売:18,690円
⑤希望小売:18,690円
⑥希望小売:18,690円


印象的だったのは、谷氏の「シャンパーニュのロゼほど人為的なワインはないと思う(赤ワインを混ぜるため)。なぜ、そのように造るのか?」との質問。スタニフラフ氏は、「セニエでは色調のコントロールが難しい。また、タンニンが多く出てしまう。ティエノらしい繊細な色と香味を出すため」と回答していました。
リッチすぎるシャンパーニュはティエノらしくないとの考えから、暑かった2003年はヴィンテージ・シャンパーニュをリリースしなかったそうです。


『ティエノ』社について
・1985年、アラン・ティエノ氏により設立。比較的新しいメゾン。
・現在は、息子のスタニラフ氏と娘ガランス氏が経営を担う。
・シャンパーニュ地方に27haの畑を所有。
・ティエノ・ブリュット/ロゼ/ヴィンテージは全てカーヴで4~8年熟成。
・2年連続でアカデミー賞の公式シャンパーニュに選出(第85回、86回)。


『ベリー・ブラザーズ&ラッド』社について
・英国最古のワイン&スピリッツ商。
・2015年4月よりティエノの正規輸入元に。


IMG_3532.jpg
コンラッド東京(フロント前のオブジェ)


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プロフィール

Nomura Seiji

Author:Nomura Seiji
・お酒と薬膳理論の入門講座、飲酒教育
 nomuras.jimdo.com
・JSAワイン検定講師
・JSAワインエキスパート
・1971年生
・東京在住

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